上田周辺、長野県情報その4

令和4年『善光寺前立本尊御開帳』

善光寺最大の盛儀として有名な七年に一度の「善光寺御開帳」は、
絶対秘仏である御本尊の御身代わり「前立本尊」を本堂にお迎えして行う壮麗な行事です。

善光寺の御本尊「一光三尊(いっこうさんぞん)阿弥陀如来」は、ひとつの光背の中央に阿弥陀如来、向かって右に観音菩薩、左に勢至菩薩が並ぶ、善光寺独特のお姿をされています。白雉5(654)年以来の絶対秘仏であり、鎌倉時代に御本尊の御身代わりとして「前立本尊」が造られました。普段は御宝庫に安置されていますが、七年に一度の御開帳の時だけ、特別にお姿を拝むことが叶います。
前立本尊中央の阿弥陀如来の右手に結ばれた金糸は五色の糸に変わり、白い「善の綱」として、本堂前の回向柱に結ばれます。その回向柱に触れることは、前立本尊に触れるのと同じこと。ここにありがたいご縁が生まれ、その功徳ははかりしれません。

 

回向柱に触れ、善光寺の御本尊様に結ばれ日頃の感謝と、ちょっとだけお願いを伝えることが出来たという思いは考え深いものでした。

いい事がありそうな気がします…。